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■製品レビュー
http://www.necdirect.jp/
[製品レビュー]
Mac mini
2004/6/10
NEC LaVie C LC700/7D
今回は、NECのノートPC。03年の秋モデルなので、新古品となりますね。現在はタイプSがNECノートのフラッグシップモデルとしてデカイ顔をしているが、自分的には、比類無き高級感を醸し出しているタイプCこそがNECの最高ノートPCの地位にふさわしいと思っている。
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やっぱり、PCはマルチメディアのNEC
NECのパソコンはこれで2台目になる。別にNECでなくてもよかったのだが、あれこれスペックやデザインで選別していった結果、NECとなったワケだ。つまり、バイオやビブロに勝ったということになり、NECの技術者は手放しで喜んでくれても構わないだろう。
エプソンダイレクト
のPCもスペック的には合格点なのだが、質感の点でNECの製品に及ばなかった。NECのサポートの良さもポイントが高い。おめでとう、NEC! でも、マルチメディアといったら、富士通ってイメージがあるケドね。(笑
マルチメディアといったらFM-TOWNSでしょう!
『NEC LaVie C LC700/7D』
標準価格:オープンプライス
購入価格
:¥158,000
(税込)
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筐体デザイン
アップルのPowerBookのようなシンプルなデザインも大変好きなのだが、このLC700/7Dのシックな高級感も素晴らしいね。パームレフトにはクラレが開発した新素材人工皮革「アマレッタ」をチョイス。
さすが、日本一のパソコンメーカーのデザイン 見よ、この高級感!
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購入した動機
まず、広いモニタ(SXGA+)が欲しかった。そして、スクロールボタンを必須事項としていた。ここで
SONY
と
シャープ
、
IBM
、
日立
が脱落。
富士通
もSXGA+のモデルをラインナップしていたが、16インチは必要以上にデカかったので除外。前述した通り
エプソンダイレクト
からはスペック的に興味のあるモデルがあったが、デザインで脱落。
ソーテック
と
日本HP
のはスクロールパッド(?)が好みじゃなかった。で、最終的にNECとなったのだが、当初は
タイプS
を有力な候補として前向きに検討していたけれど、
くさび型のスクロールボタンが大いに気に入らなかった!
このデザインは使いにくい!これがタイプCと同じようなデザインをしていたなら、タイプSを購入していただろう。(タイプRXのスクロールボタンはさらに最悪。使い勝手第一でデザインをして欲しいものだ。)
タイプSの使いにくいスクロールボタン
一応ことわっておくが、比較した各メーカーの実機をすべてアキバでいじってみた。ホントはギガビットイーサに対応していればなお良かったのだが、コストパフォーマンスの点で断念。
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付属品
本体以外はこんなのが同梱されている。しかし、ACアダプタの巨大さは、自分が持っているものの中で一気にチャンピオンになってしまった。これなら楽に人を殴り殺せそうなくらい、無駄にデカイ。また、電源ケーブルの太さもADBケーブルほどもある。できるなら、もう少しコンパクトにして欲しいところだ。
リカバリCDは付属しない。
それにしてもこういっちゃなんだが、付属ソフトには大したものがないね。ファミリー向けというか、万人向けでカスタマイズができないソフトには拒絶感をもよおす。操作手順を簡略化できなかったり、メニューバーのアイコンがやたらファンシーで大きかったり、ウインドウのスペースを無駄にとったりと、いかにも初心者向けっぽいデザインが我慢成らない。8割以上の付属ソフトはまともに使うことなくすぐ削除。
付属ソフトは、ギフトカタログみたいにユーザーが購入後に好きに選べるようにしてくれると嬉しい。
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LC700/7D、起動っ!! ポチッとな。
立ち上がりはとても速い。さすがPentium4 2.66GHz!インテル入ってるぜ。 液晶製品の一番の不安要素であるドット抜けだが、ラッキーなことに1つもなかった。いままで6枚ほど液晶製品を購入しているも、ドット欠け率は0%♪ 早速内蔵HDDのパーティーションを切り直すべく再セットアップを試みるが、最近のNECパソコンはHDドライブにセットアップデータが入っており、リカバリCDが付属していない。欲しければ自分で作れって姿勢なので、これは不親切だ。仕方ないので自分で作ることにしたのだが、CD-Rだと9枚も必要らしいので、2枚で済むDVD-Rを使うことにした。手持ちのDVD-R(Macに付いていたヤツ)が何倍速対応なのかわからないので、1倍速で焼くことにしたが、2時間もかかった。
新品はやっぱり気持ちがいい。
ただ、CD-ROMと違って、HDDはやっぱり早いねー。三〜四十分で再インストール作業が終わった。
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セットアップ
まず、いらない付属ソフトをドンドン削除してシステムの軽量化を図る。そしてIllustrator9.0J、PageMaker6.5J、Word2000等をガンガンインストールする。IMは当然、変換効率に優れた
ATOK
! 和文フォントは15書体ほどをインストール。Windowsではグラフィック処理はまずしないので、フォントの数は最少にとどめている。
辞典類も仮想CDにして使うべく、『CD革命Virtual 5.5』をインストールするが、このソフトはちょっと古いのでWindows XPの認証を受けていないとのメッセージが現れた。「えー、使えないのぉ!?」とガッカリしつつも、強引にインストールする。そしたら、何の問題もなく使えるじゃあーりませんか。ビビらすんじゃないぜ、XP!
『CD革命/Virtual Pro Ver8』
標準価格:14,490
楽天特価
:¥11,802
(税込)
そして、メモリを増設する。ここでもやはり、バッファロー。底蓋を開けてメモリーモジュールを差し込むだけなので、静電気に気を付けて行えば作業自体はビックワンガムのオマケより簡単である。(かつて一度だけ静電気でメモリをおシャカにしたことがある。)ノートPCはメモリスロットの数が少ないので、ケチらず大容量のものをドカーンと増設するのが賢い。トータル768MB。
ノートパソコン用メモリ DDR333(PC2700) 200pin S.O.DIMM 512MB
『バッファロー DN333-A512MZ』
楽天特価
:¥13,755
(税込)
WindowsのGUIはXPになってもダサいのは相変わらず。なので、Macのアイコンを移植して
Mac風味
に仕上げた。ユーティリティソフト
『窓の手』
が大活躍である。他のツールを使えばもっとMacっぽくなるのだが、使い勝手が悪くなってしまっては元も子もないないので、この程度に押さえている。
クリックすると原寸画像(1400×1050)が見られます。SXGA+は広い!
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総評
店頭で見たときは、ツルピカの液晶モニタの激しい映り込みに躊躇したが、実際家で使ってみるとまったく問題なかった。(店頭では製品の液晶は上を向いているので、照明の反射が目立つのだな。)クッキリ鮮明で視野角も大きく、前に使っていたノートPCとは大違い。CPUも2.66GHzと十分なパワーがあるので処理速度的にも問題なし。キータッチもシッカリしており、動作音もとても静か。
欠点というか、不満な点は、やたらめったらコネクタ部分に蓋を付けてしまったところかな。差しっぱなしの場合は蓋が邪魔な感じになってしまう。あと、音量の調整はダイヤルを採用して欲しかった。この機種の音量調整つまみは段階的にしか音量を変えられないので大変不便だ。それと、個人的な環境によるものだが、デュアルメモリースロットは正面ではなくサイドにあると使いやすかった。さらに、液晶モニタの裏の塗装がなーんか傷つきやすいのが気になった。重量があるのも不満といえば不満か。
重量4.2kg。ヘヴィだ。
型遅れということもあって値下げが著しく、半年前のフラッグシップモデルという性能は現在でも十分通用するものであり、コストパフォーマンスの高さは抜群。比類無き高級感を醸し出すデザインもグーだ。NECはサポートの良さに定評があるので、安心して購入できる。そんなことで、満足のいく買い物をしたと思っている。
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ノートPCメーカーに提案!
今回のようなフルサイズのヘビー級ノートPCは、ユーザーの9割以上はほとんど外に持ち歩くという使い方はしていないと思う。屋内で使う以上はACアダプタで電源をとっている人が大半であろう。そうなれば、バッテリーなんかは不要なワケで、このバッテリーのスペースを利用してセカンドHDDなどを装着できるようにしてはどうだろうか。
巨大な空きスペース。活用しない手はないと思うのだが…
下手にバッテリーを本体に装着していると、バッテリーを無駄に劣化させてしまうので、私は装着しないようにしているのだが、バッテリーを付けていないとバランスが悪くなってしまう。そのためにもこのスペースを有効に活用できるユニットが欲しいのだ。メーカーの企画担当・設計者は是非検討してみてくれ!(ただし、4〜5万円以下でね。)
ふと思ったが、バッテリーを装着していないとパソコンを持ち上げるとき楽だな。
【オススメ度……
★★★
☆☆
】
詳細なスペック:
LaVie C LC700/7D
メーカーWebサイト:
NEC Direct
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